住めば都とはよくいったもので

車の通り過ぎる音、クラクション、パトカー、救急車、消防車、暴走族、車の防犯ブザー、酔っ払いの笑い声、若者達の威勢のいい怒号。

都会に住んでこれらの音も当たり前になってしまった。地元に住んでるときは聞こえる音といったら遠くに聞こえる犬の遠吠えや鳥の囀りだけだったのに。

「住めば都」とは誰が言ったんだろ。人混みの間を自転車ですり抜けるのも上手になってきたし、目と鼻の先のコンビニに行くことが面倒にすらなってきた。

このまま都会の人間になってしまうのかも、と妙な危機感を感じたりもする。

変に慣れてきた自分がいやだけど、それでもやっぱり都会は自分には合ってないな、とは自分では思う。

俺は心の中はいつまでも田舎者だし、そうでありたい。ここはパーマネントな場所じゃない。


この情景が懐かしくなるその日まで、泣いて、笑って、苦しんで、何か面白いことしてやろう。

♪BGM a fact of life/FACT