62回目の終戦記念日

ryoma200x2007-08-15

今日は第二次世界大戦が終戦してから62回目の記念日です。記念日というのもどこか違和感を覚えますが。

あの戦争が侵略戦争だったのか。また防衛戦争だったのか。いろんな議論があります。学校で習う歴史は結局勝者が作ったものであり偏っているし、後者も日本に都合が良すぎる見解のようでどうも信じ難い。やはり僕は両方とも正しく、また間違いであると思います。もちろん複雑な問題だから議論が続いているわけで、僕は自分のはっきりとした立場が定まっていないだけですが、それでもその答えは一生出ないと思います。

戦争世代のじいちゃんばあちゃんに実際に体験をした話を聞くと違った視点で戦争を見ることができるようになりました。それは、メディアの汚れたフィルターを通したどんな情報より、それぞれの主観は入っているものの、純粋で真実を突いていると思うのです。マクロ的な歴史的評価は置いておいて、ミクロの、市民の目線で見てみると、やはり戦争は多くの市民を不幸する存在だということを感じました。幸せになったという人もいるのでしょうが、まだ話しはまだ聞いたことがない。

「平和が一番」と口が酸っぱくなるくらい言っていた満州帰りのおばあちゃんの言葉は、戦後生まれの子供の世代の僕らには重すぎる言葉。僕は「愛と平和」を叫ぶことで「平和」になるとは決して思いません。人々の心に訴えるという意味では有効だとは思いますが、「平和」を実現するために具体的に何を為すか、が重要だと思うのです。例えば、世界の経済格差を是正するためにフェアトレードを促進する。より世界の人々を知るために、イベントを行っていく。どんな高尚な言葉より、地道な活動が平和への道だと思います。

今の僕にできる精一杯のことは、選挙へ行くこと、そしてこの日本を、この豊かさを命を懸けて作り上げてくれた人々に感謝することです。