PUNKS NOT DEAD

先日、映画「ロンドン・コーリング」を見に行きました。ジョー・ストラマーの軌跡を淡々と語られるだけの映画で面白いと言えるものではなかったです。でも「世界を変えようとした男」の生き様がアリアリと描かれていました。波乱万丈な人生で、ずっと第一線で活躍していたわけでもなかったよう。それでも現代においてここまでリスペクトを受けるのは、その音楽性だけではなく、やはりこの男が持つ人間的な魅力なのではないでしょうか。

「Punk is Attitude」とは誰の言葉か知らないけど、ジョー・ストラマーの生き様を見ると本当にそのとおりだなと思います。やれ3コードだ、やれ8ビートだ、という音楽的なことなどどうでもいいのです。むしろ音楽というジャンルも関係ない。だから僕はビートたけしをパンクだと思います。美輪明弘をパンクだと思います。坂本龍馬もパンクだと思います。

「自分の信じたことは誰になんと言おうと貫き通す」「自分らしく生きる」。パンクは今の僕に一番大事なことを教え続けてくれています。ジョー・ストラマーは言いました。「人は何でも変えられる。世界中の何でもだ」「自分を信じろ」と。その力強く美しい言葉は、どんな宗教の教えよりもどんなに偉い人たちの言葉よりも強く僕の心に響くのです。パンクは絶対に死なない。PUNKS NOT DEAD。

♪BGM White Riot/The Clash