酔いどれギタリストを殺さないで

ryoma200x2007-08-03

久々に焼肉へ行ってきました。場所は藤が丘の近くにある隠れ家的な店。お笑い芸人・ココリコのお二人もこの店に来ていたらしく、その佇まいとは裏腹に、値段といい間接照明といいなかなか良い雰囲気でした。いつも注文は任せきりの僕も、さすがに後輩と一緒の時は率先して頼まざるを得ず、O型らしくテキトーに注文する。

「ジュー」という音とともに白い煙が僕たちを包み込む。最初はもちろん、めちゃイケのイケてる日本新記録で極楽・加藤浩次が必ず最初に挑戦するくらいに、お決まりの「タン」です。一日何も食べていないこと、肉が半額ということ、いつものメンバーでワイワイ食べること、学校が終わったという精神的開放感が肉をより一層おいしくさせる。焼肉ってこんなに旨かったかと思うくらい旨かった。でも歳のせいか脂身が食べられなくなっていたのが残念な事実でした。

その後は友達の家へ移動して前期お疲れ会が開催された。スターバックスで働いている「バリスタ」の友達によるコーヒー試飲会も同時に開かれた。豆によってこんなに違うものかと驚愕。お菓子とのコンビネーションに驚愕。コーヒーって深い。その後コーヒーからアルコホールに飲み物を持ち替えた。普段飲まない僕もこの日ばかりは飲みたい気分だったので、ハイペースに飲み進める。

ほろ酔い気分になったところでバリスタ兼ベーシストとセッション開始。こんなに気持ちいいのかと思うくらいギター弾くのが楽しかった。酒を引っ掛けてステージに上がるロックンローラーの気持ちが少しだけ分かったフライデーナイトでした。酔いがまわってきたので夜風に当たりにベランダへ行くも生暖かい風しか来ず、余計気持ち悪くなる。でも友達と音楽や将来について熱く語っていたらいつの間にか醒めていたのだった。

チュンチュンと鳴く小鳥が朝を告げる。空は白み始め、僕たちを少し現実の世界へと引き戻す。マンションのしたでは相変わらず猫が追いかけっこしている。まるで二匹とも猫のトムとジェリーのように。住み着いた猫が群れているのは寂しいからなのだろうか。それとも生きていく上での賢い選択だからなのか。きっと両方だろう。猫だって人間だってやっぱり楽しく生きたいと思うのだ。月並みな言葉だが、一度きりの人生、なんだからさ。