繰り返しの美学(ループ&ループ)

僕たちは変わっているようで変わらない日常を生きている。

とんねるずのみなさんのおかげでした」でとんねるずの背が高いほう、または嫌味なほうこと石橋さんによると丼もの(e.g.カツ丼、親子丼)が嫌いな人に何故丼ものが嫌いなのかと問うと、「同じものを食べ続けるのが苦痛」なのだそうだ。

すぐにとんねるずの背の小さいほう、またはその昔カプコン格闘ゲームに出たことで有名なほうこと木梨さんの、「その人は同じものを食べ続ける歓びを知らないんだ!」、との鋭い突っ込みが入るのだが、そのとおり。そのとおりだよ木梨さん。

もちろん人間変化も必要だとは思うが、シアトルマリナーズイチローがひたすら単打(ヒット)を打ち続けるように、同じことを繰り返すのもまた大切なことだと思うのだ。失敗を繰り返すのはいただけないが。

僕なんかは単純な人間なので好きなものならループ&ループ。小学校で初めて食べて以来の大好物・ココイチのカレーなら毎日でもいけそうな気がする。

(ついさっき)繰り返しの美学に気づいてからというもの、自分も音楽の好みも分かってきた気がする。同じグルーヴを鳴らし続けるテクノやレイジのようなリフが鳴り続けるロックンロールがツボなのも納得できる。

鏡の前に鏡を置くと無限にお互いの同じ姿を写し続ける。そのリフレインは、まるで小さい宇宙がそこにあるような、吸い込まれそうな美しさだ。繰り返す毎日の中で、変わらないものはそのまま、強く心に持っていたい。

♪BGM Smack My Bitch Up/Prodigy