何を隠そう大学生活6年目である(隠してはいない)。月日が経つのは無常にも早い。
思い返せば2002年の4月、19歳の僕はスーツで斜に構えながら入学式に出ていた。その後のオリエンテーションをバックレて長い道のりをスーツで歩いて帰ったのを鮮明に覚えている。
あれから5年の月日が流れた。今思い返すと、こんな山奥の小さな学校でホントにいろんなことがあった。
一、二年目は最初のクラスに馴染めず授業も面白くなく、学校へほとんど行かなかった。行き場も無く原山台を車でグルグルと回っていたこともあったっけ。
三年目、考え直して大学へ再び行くことにした。弟と同年代と付き合っていくのはプライドが邪魔していたけど、そんなことも言ってられなかった。でも出会ったのは(僕のように)一癖も二癖もあるが、ホントに気のいい奴らだった。
周りに恵まれて3、4年目には文化祭にも参加させてもらった。沖縄料理もスープ屋も今思い返すとホントに楽しかったな。5年目はバイトで忙しかったけれど、休みには長旅も行ったりもできた。
そして6年目の今年、ついに9月に卒業する(予定)。「ロクデナシ」だった俺が少しだけ立ち直ることができたのも、この学校で出会った多くの人々のおかげだ。ありがとう、そしてもう少しだけよろしく。
たくさんの想い出を胸に、ちっぽけな勇気を手に、今日も予定表に「G」と書く(うそ)。