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イーヴィー

ニュージーランド留学でのホームステイ先のリンダという女性は10匹くらい犬を飼っていたんだけど、賢い犬ばかりで、とても人厚っこい犬たちだった。

 

その中に一匹だけ小さくて毛むくじゃらの「イーヴィー」という犬がいた。何かといじめられて、1対9くらいで喧嘩ばっかしていた。まあ見た目だけ違うのではなくて、性格もひねくれていて、何かとちょっかいをかけては9匹にフルボッコにされてた。その都度飼い主のリンダに助けられてはいたのだけれど。

 

ある日リンダがいない日にいつものようにフルボッコにされそうになっているのを見かけたので、仲裁に入って助けたことがあった。ひとりぼっちなくせに、反抗心があるイーヴィーに同情したのだと思う。その日以来妙になついて一番仲良しになった。

 

と、利用者の家の犬を見てふと思い出しだのでした。あれから12年。不思議なもので名前を覚えているのはイーヴィーだけ。生きてるのかな?小さい体で立ち向かっていた、あいつの勇気が今になってかっこよく思えてきた。どーでもいいけどあいつは男だったのか女だったのか。謎。