レイジ・アゲンスト・ザ・エントロピー

ryoma200x2007-10-02

最近は特番が多くてザッピングに走りやすい季節になりました。そんな中NHKのレギュラー番組「爆笑問題のニッポンの教養」が面白い。大学教授が出てきて最新の科学を教えてもらうというNHKにありがちな堅いテーマにもかかわらず、分かりやすい。そして、所々笑える。彼らを見ているとやはり何事もユーモアが必要だと改めて思います。

今日は分子生物学という分野のことについてでした。分子レベルで見ると万物の命は巡っている、そうなのです。例えば、机の分子は人間の分子が巡ってできたのかもしれない。僕の死後、僕を形作っていた分子は雲になるかもしれない。そう考えると、日本の八百万の神というのは科学的に見地からも説明できる。やはり伝統と言うのは真理を突いているもんですね。

エントロピーの法則と言うのが番組内で出てきました。物理学用語らしいですが、簡単に言えば万物は生まれた時から崩壊に向かう、ということらしい。永久機関というものをご存知でしょうか。外からエネルギーを加えることなしに一度動かしたら永久に動きつづける機械、のことだそうです。かの大天才レオナルド・ダ・ヴィンチが研究していたみたいですが、結局それはこの法則からも不可能であることが証明されました。

もっと分かりやすい例は僕の部屋です。使えば使うほど汚くなっていくのです。まさにエントロピーの法則。でもなんか悔しいから、宇宙の法則だからしょうがない、と言わずに物理学の法則にあがっていってやる。もっとオシャレルームになりますように。