ジムの「G」

腹の周りにも余分な肉がまとわりついて早数年が経つ。巷で話題のメタボリック症候群。さまぁ〜ず三村がテレビで「メタボ満載の体やで」と雨上がり宮迫に鋭いツッコミ入れられているのを大笑いして見てしまったが、どうやら僕も他人事ではないようだ。数年後僕がツッコミ入れられているかもしれないと思ったら・・・恐ろしい。

そんなこんなで最近よく運動をする。「脱メタボリックシンドローム」「スポーティライフ」「美しい体」「アンチエイジング」「愛は体を救う」「持たず、作らず、持ち込ませず(脂肪三原則)」をテーマに掲げ、テニス、野球など友達と一緒に青春の炎を燃やしながら、同時に脂肪も燃焼させているわけです。山田君、座布団一枚。

スポーツはいろいろと準備がいったりするので、気軽に行けるジムへ足を運ぶことも多くなった。これがなかなか辛い。友達も運動不足で利害が一致して一緒に行くのだが、友達と行っても辛いものは辛い。何といっても、(やっている最中は特に)スポーツのような爽快感がない。ストイックな人間でもなく自分にも甘い僕には特につまらなく感じてしまうのだろう。

そこでのささやかな楽しみといえば「人間観察」だ。男たるもの、もちろん最初に目がいってしまうのは女の子(これどーしようもない)。不思議なことに運動着を着る女性は3割増しで色っぽく見える。さらに筋肉トレーニングしていたらプラス1割増し。あとスタッフの女性は無条件に5割増しでかわいく見える。これジム七不思議の一つ。

もちろん圧倒的に数の多い男性人も個性豊かな方々が多い。昭和のジャニーズのようなピチ短パン、ピチTを着たギャル男。かなりの高確率で現れる水泳帽子をかぶった陸上系小さいお兄さん。関取のような体系且つムキムキのおっさん。極めつけは、スタッフのボス、通称「ヒサシ」(スポーツ刈りなのに前髪だけ以上に長いから)。彼がどうして前髪を切らないかは、これまたジム七不思議の一つ。

そんな失礼なことを考えつつ(すいません、これくらいしか楽しみ無いんです)、今日も黒いベルトの上をひた走ってきたわけです。ジム終わりで夕飯、銭湯という黄金パターンもでき、有意義な休日になっていると激しく思う。心も体もサッパリして帰る道のりが楽しいこと楽しいこと。エンジョイドライブこの上ない。一人センチメンタル万歳です。

このおセンチな感情と少しの筋肉を手にするため、また手帳にジムの「G」と書く。

♪BGM This Fire/Franz Ferdinand