音楽の、ある証明

「なぜメジャーコードは明るい響きに感じ、マイナーコードは暗い響きに感じるのか?」という長年の疑問に最近ようやく解決した。

「人間の耳は2音の振動数が簡単な比になっているほど協和して感じ、複雑な比になっているほど不協和に感じる性質を持つ」(『楽典』音楽之友社より)

・・・らしいです。具体的に説明すると、A=440Hz(一秒間に440回振動しているということ)を基準として、オクターブのA音だったら440Hz:880Hz(1:2)、E音だったら440Hz:660Hz(2:3)、など数学的にもきちんとしているという。へぇー。へぇー。ヘぇー。

これらを並べたものが「ドレミファソラシド」のメジャースケールと呼ばれるもの。小難しいが、要するにこれは誰かが決めたり作ったわけではなく人間が気持ちいいと感じる音を並べたものなのだ。なんとシンプル!

僕が以前から提唱している「音楽自然発生論」は先行する文献や論文も探さず勝手に述べているだけだったが、音楽は人間の感覚に即した自然発生的なものであり、本能に訴えかけるものということが科学的に証明された。スッキリ。

♪BGM ある証明/ACIDMAN