黄金の週間・後編 〜中川家〜

ryoma200x2007-05-06

今日はゴールデンウィークの最終日だ。(フォー)セールをして必死に客を呼び込んでいる商店。子供を引き連れ車で出かける親。世の中は大型連休を名残惜しむかのように忙しない。

ゴールデンウィークはそもそも和製英語である。1951年(昭和26)、現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画「自由学校」が、正月やお盆興行よりヒット(インザJP)したのを期に、多くの人に映画を見てもらおうと、その当時大映専務であった松山英夫氏が作ったらしい。

由来は、レディオで最も聴取率の高い時間帯「ゴールデンタイム」に習ったもので、当初は「黄金週間」と言われていたが、ディープ・インパクトに欠けることから、ゴールデンウィークとなったんだそうだ。結局は、(マイ・ブラッディ)ヴァレンタイン・デイと同じように企業の戦略のための「作られた」名前だということだ。

企業の罠にやすやすと嵌りたくない斜に構えた僕は普段ならどこにも行かず亀の中に閉じこもるとこだが、学生最後のGWいうことで、友達とGWD(ゴールデン・ウィーク・ドライブ)へ出かけた。最初は迷ったり渋滞したりでどうなることかと思っていたが、ラウンド1でかなり楽しめた。最近はこんなアゲンスト(ザ・マシーン)の状況でも楽しめるようになってきた。

今年の黄金の週間は、僕にもその輝きを分け与えつつ、振り返りもせず去っていった。