病院の「B」

今日は「B」の日。最近腰や足を痛めていたりしてそっち系のBにお世話になることが多いが、お腹を傷めてポピュラーなあっち系のBへ行ってきた。

早朝から通勤ラッシュ前の静けさ漂うグリーンロードをひた走る。晴れた空の爽やかさとは裏腹に僕の心はドンヨリとしていた。それもそのはず、今日は通称「大腸内視鏡検査」を受ける日なのだ。

昨日は絶食してさらに下剤を鬼のように飲んで準備は万全だが無言のプレッシャーが襲い掛かる。いざ始まってみると、点滴をうつ以外痛みはない。しかし、だ。ホッとしたのも束の間、検査で「ポリープ」なるものが4つも見つかったらしい。

スイーツみたいでおいしそうな名前だが、騙されちゃあいけねえ。ガンの元になる物質という恐ろしいものなのだ。その場で処置し取り除いてもらったが予想以上の重症。手術代もイチキュッパ(もちろん、万)でお財布も重症。

24歳にして体にガタが来てしまったようだ。病気になって初めて分かる健康の大切さ。「いつだって僕は無くしてからしかその尊さに気づけない大ばか者だ」。そんな格好つけたことを考えつつ、いつになくポジティブな僕は今日も予定表に、「B」、と書く。