アバウト・ア・ビルエヴァンス

ryoma200x2007-04-11

かの有名なジャズピアニスト、ビル・エヴァンスにはまっている。

僕が今更言うことでもないのだが、彼は最高にかっこいい。細身の長身でオールバックにメガネ、という外見だけでもクールなのだが、その佇まいで内省的かつ詩的なピアノを弾かれた日には年甲斐もなく韓流スターにキャーキャーいうおばちゃんたちみたいに黄色い歓声をあげたくなるのである。後期は髭もじゃで山男みたいなのがまた趣し。

ドラッグを常用し「最も時間をかけた自殺」と言われたほど退廃的になっていったそうだが、その生き方もまたロックでかっこいいじゃあないか。ドラッグの是非はともかく、自分の死期を察知し最後の最後までステージに立とうというその姿勢は彼の「魂」を感じる。

グラスに注いだワイン(ジュース)を片手に、エドガー・アラン・ポーの小説(ジョジョの奇妙な冒険の五部)をおつまみに、間接照明の薄暗い部屋(電灯が2本ほど切れた暗い部屋の押入れ)の中でオシャレ(マッタリ)に過ごしながらがら聞く「Walts for Debby」は最高である。

♪BGM Waltz For Debby/Bill Evans